ポケモンとは

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ポケモンの基本ストーリー

原作に共通する設定

原作「ポケットモンスター」シリーズには、シリーズを通して共通する様々な設定があります。その設定の全てではありませんが、一部はPokémon Goなど他のゲームソフト・アプリにも共通していますので、まずは原作のことをお話しします。なお、説明の順番は管理人の独断と偏見によって編集しており、公式やゲーム内の説明と異なることがありますので、予めご了承ください。

概要

ポケットモンスターシリーズは、主人公をゲーム内で操作してマップの中を旅しながら、特定の目的を達成することを目指す、いわゆるロール・プレイング・ゲームです。

一般的なロール・プレイング・ゲームは、主人公(プレーヤー)が仲間を集めてともに成長し、宿敵と対峙して世界を救う、といったストーリーが多いと思いますが、ポケットモンスターシリーズに特徴的なのは、仲間ではなく(ライバルや特定の目的に協力してくれる仲間はいますが)、ポケモンを集めて戦わせ、成長させるところです。つまり、主人公自身が、強くなったり成長したりすることは、基本的にありません。

主人公は、ポケモントレーナーとなって経験を積み、捕まえられるポケモンやいうことをきくポケモンのレベルが上昇したり、ポケモンを成長させることにあわせて周囲の評価が高まったりすることはありますが、一般的なロール・プレイング・ゲームのような、経験値やレベルアップといった具体的な数値で示されるゲーム内の成長要素は、基本的に全てポケモンのために設定されています。

それでは、概要はこのくらいにして、具体的な設定を見ていきましょう。

ゲームの舞台・登場人物

  • 各ソフトにはそれぞれの舞台となる「地方」が設定されている。地方にはそれぞれ、都会的であったり、島国であったり、暑い・寒いなど特有の気候を持っていたりといった特徴がある。なお、栄えある最初の地方(ポケットモンスター赤・緑及び追加パッケージの青)は、「カントー地方」である。
  • いずれの地方でも、ポケモンを捕まえ(ゲット)、戦わせる(バトル)ことが当たり前に行われている。バトルは、路上のこともあれば、専用スタジアム(ポケモンジム)で行われ、エンターテインメントの1つとして多くの人やポケモンが観戦することもある。また、ポケモンは、人間の作業を手伝ったり、一緒に暮らしたりしている。
  • 地方には、それぞれ街や森、洞窟などのスポットが設定されている。また、それぞれのスポットをつなぐ道があり、番号をつけて「◯◯番道路」と呼ばれている。道路の番号は、たいていゲームの進行上推奨される通過順を表している。
  • 街では、ポケモンを休め、回復させる「ポケモンセンター」や、ポケモンを捕まえたり、回復させたり、強化したりする道具を売る「ショップ」がある。ショップは、ポケモンセンター内に併設されている場合や、デパートのような大規模複合施設として設置されている場合などもある。
  • 街によっては、特定のポケモンを研究する「研究所」や遺跡がある。それらの場所では、たいていイベントや特別なことが起こる。
  • 森や洞窟、道路には、野生のポケモンや、主人公にポケモンバトルを挑んでくる「ポケモントレーナー」がいる。
  • 各地方には、それぞれポケモンを研究している「博士」がいる。例えば、カントー地方は(アニメシリーズでも有名な)「オーキド博士」、ホウエン地方(第3世代)は「オダマキ博士」、最新のガラル地方(第8世代)は「マグノリア博士」が登場する。ちなみに、Pokémon Goでは「ウィロー博士」(加えて、ときどきオーキド博士)が登場する。
  • プレーヤーは、スタート前の初期設定で、主人公の性別を選ぶ。男の子と女の子が選べる。
  • 物語には、ライバルが登場する。ライバルは、基本的な操作の仕方や次に進むべき街を教えてくれるなど、ゲームの進行を手助けしてくれるほか、要所でポケモンバトルを挑んでくるなど、手強い対戦相手にもなる、まさに好敵手である。
  • そのほか、物語のスタート時点で必ず自宅にいる主人公のお母さんや、主人公の邪魔をする悪役(アニメシリーズで毎回登場するロケット団など)といった定番の登場人物がいる。

ゲームの進行・目的

  • ゲームをスタートする時に、主人公(プレーヤー)は、博士からポケモンを1体もらえる。いわゆる「御三家」ポケモン(後述)の中から選び、選んだポケモンとともに旅に出る。
    ※ 例外として、初代ポケットモンスター(赤・緑・青)のリメイク版「ポケットモンスター レッツゴーピカチュウ・イーブイ」では、御三家ではなくピカチュウ又はイーブイが相棒になるという設定になっています。
  • ゲームの主人公は、ポケモンバトルの「チャンピオン」になることを目指している。チャンピオンになるためには、その地方の街々に設置されている「ジムリーダー」を破り、各ジムの「メダル」を集めて、最後のポケモンバトル(いわゆるラスボス)に挑む必要がある。
  • 主人公は、野生のポケモンをゲットしたり、ゲーム内に登場するライバルや他のトレーナーとのバトルをしたりすることで経験値をもらい、一定の経験値が蓄積されることでポケモンを「レベルアップ」させることができる。
  • 主人公は、ゲームスタート時(又は最初の頃)、博士に「ポケモン図鑑」を埋めることを頼まれる。これをゲームの1つの目的とする。図鑑は、新しい種類のポケモンを捕まえると、自動的に書き込まれる。
  • ポケモン図鑑は、地方ごとに存在し、掲載されているポケモンには「図鑑番号」が付けられている。カントー地方の#1は「フシギダネ」、#25は「ピカチュウ」など。
  • ポケモン図鑑には、地方ごとの図鑑の他に、地方をまたがる通算のポケモン図鑑がある。ポケモンには、地方ごとの図鑑番号に加えて、通しの図鑑番号がふられている。この図鑑を「全国図鑑」と呼ぶ。

ポケモンの基本的な特徴

  • ポケモンは、それぞれ最大2種類までの「タイプ」(後述)を持っている。タイプは「くさ」「ほのお」「みず」など全18種類が設定されている。フシギダネは「くさ」と「どく」、ピカチュウは「でんき」、ミュウツーは「エスパー」など。
  • ポケモンは、バトルで使う「」(タイプとともに後述)を覚える。この「技」にもタイプがあり、ポケモンのタイプとの組み合わせによって相性が異なる。例えば、「くさ」タイプは「みず」タイプに強く(効果ばつぐん)、「ほのお」タイプには弱い(効果いまひとつ)など。中には、「ひこう」タイプに対する「じめん」技や、「じめん」タイプに対する「でんき」技など、無効=全く効果がない(ダメージを与えられない)ものもある。
  • たいていのポケモンは、1回ないし2回の「進化」をする。例えば、進化することで、ポケモンの持っている能力値が上昇し、強くなっていく。ただし、全く進化をしないケースや、別の地方で進化先や進化元のポケモンが発見されるケースもある。
  • ゲーム内の操作や特定の道具を使うことで、進化を止めることはできるが、一度進化したポケモンは進化元には戻せない。
  • 特定のポケモンについては、特定の条件が揃ったときに、通常の進化とは異なる特別な進化をする場合がある。カロス地方(第6世代)で登場した「メガシンカ」や「ゲンシカイキ」がそれ。この進化はバトル中だけの進化であり、バトル終了後に元に戻る。

ポケモン固有のステータス(強さ)

  • ポケモンには、「レベル」(ポケモンレベル=PL)が設定されている。レベルは1からスタートし、一般的な最大値(いわゆるカンスト)は100である。
  • ポケモンには、個々のポケモンに設定されているに設定されている要素(ステータス)がある。
  • 要素は、HP(体力)、攻撃(物理)、防御(物理)、特攻(特殊攻撃)、特防(特殊防御)、すばやさの6つである。この要素は、バトルで与えたり受けたりするダメージの計算に用いられ、経験を積み、レベルがアップすることで増えていく。
    ※ 第1世代では、特攻と特防をあわせた「とくしゅ」というステータスがありましたが、第2世代以降、特攻と特防に分かれ、6要素が定着しています。
  • 要素を計算するのに用いられる隠しパラメーターとして、ポケモンの種類ごとに設定される「種族値」と、ポケモンの個体ごとに設定される「個体値」がある。種族値と個体値はいずれも俗称で、公式には、「種類ごとの強さ」や「生まれつきの強さ」などと表現されている。
  • 種族値は、ポケモンの種類に固有のもので、同じ種類のポケモンであれば同一の値になる。種族値の合計が600となるポケモンは特に強く、各地方で1〜2種類程度しかいない。これを俗に「600族」と呼ぶ。カントー地方の600族はカイリュー、第2世代の600族はバンギラスなど。
  • 個体値は、ゲットしたポケモンごとに異なる。

ポケモンの種類

  • ポケモンには、それぞれの特徴をあらわす「分類」があり、「◯◯ポケモン」と表示される。例えば、フシギダネなら「たねポケモン」、ピカチュウなら「ねずみポケモン」など。
  • ポケモンの分類は、進化前後で同じとなっている場合も多いが、そうでないケースもある。例えば、カントー地方#4「ヒトカゲ」は「とかげポケモン」だが、その進化先である#5「リザード」と#6「リザードン」はいずれも「かえんポケモン」である。
  • 各地方には、その地方で発見されたポケモンが出現する。それぞれの地方に出現するポケモンは、地方ごとに種類が異なる。例えば、カントー地方のポケモンは151種類である。これらのポケモンのくくりやその地方のことを、一般に「世代」と呼んでいる。例えば、カントー地方に出現するポケモンは第1世代(初代)、続く「ジョウト地方」は第2世代など。
  • 特定の地方で発見されたポケモンが別の地方に出現することもある。
  • 地方によっては、同じ種類のポケモンでも、姿形や特性が違っていることもある。これを「リージョンフォーム」と呼んでいる。同じ種類のポケモンで姿が違う(リージョンフォームがある)場合には、それを発見された地方を付けて「◯◯のすがた」と呼ぶ。アローラ地方(第7世代)では、カントー地方のナッシー、ライチュウ、ロコン、ガラガラなどのポケモンが「アローラのすがた」として登場した。
  • 各地方には、それぞれ「御三家」ポケモンと呼ばれる最初にもらえるポケモンがいる。タイプはいずれの地方でも「くさ」「ほのお」「みず」の3種類となっている。元祖御三家(カントー地方)は、フシギダネ(くさ)、ヒトカゲ(ほのお)、ゼニガメ(みず)の3体である。なお、「御三家」は日本のユーザーの間での通称であり、公式では「最初の3匹」「最初のパートナー」「パートナーポケモン」「最初に選ぶパートナー」などと呼ばれている。
  • 各地方には、滅多に出現しない強ポケモン「伝説のポケモン」や「幻のポケモン」が存在する。伝説のポケモンには、ゲーム内で基本的に1度しか出会うことができない。幻のポケモンは、基本的にゲーム内で出会うことができず、ゲーム外のリアルイベントや映画鑑賞の特典などとしてゲットできる。
    ※ 伝説のポケモンには、さらにバトルへの出場機会などに制限のある「禁止伝説」(単に「伝説」といってこちらを指す場合あり)と、制限のない「準伝説」があります。ただし、この言い方はユーザーの間で使われているものであり、公式ではありません。

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