バトルシステム

ここでは、Pokémon Goのバトルシステムについて説明します。

ルカリオ(ゲームキャプチャー画像)

Pokémon Goのバトル(わざ)

Pokémon Goのバトルは、原作ポケットモンスターシリーズのターン制とは異なり、相手のポケモンとリアルタイムで戦うバトルシステムが採用されています。プレーヤー(トレーナー)がわざを放っている最中も、相手ポケモンが攻撃を仕掛けてダメージを受けたり、相手ポケモンが強力なわざを出す前にこちらがわざを繰り出して倒す、といったリアルタイムでのバトルが繰り広げられます。

Pokémon Goのバトルについては、公式ページで解説されていますので、まずはそちらを紹介します。ただし、画面が開発中のものであったり、現在のシステムと異なる部分があったりするため、途中途中で補足を入れていきます。

チームインスティンクトのリーダー
スパーク
チームミスティックのリーダー
ブランシェ

チームヴァーラーのリーダー
キャンデラ

CPとHP

Pokémon Go』の世界には、ポケモンの能力を示す値として、CPとHPがあります。CPはポケモンの上に、HPはポケモンの名前の下に表示されており、ポケモンの種類や個体によって異なります。

CPは、攻撃力や防御力など、さまざまな要素から決まる数値で、どれだけバトルで強いかを示しています。
HPは体力です。バトルで攻撃されると減り、0になるとポケモンはひんしになってしまいます。

Pokémon GO公式解説ページより

バトル画面の見方

ジムバトル、レイドバトルが始まると、バトル画面に移行します。

左上のバーが自分のポケモンのHP、右上のバーが相手のポケモンのHP、真ん中の数字は、バトルの残り時間を示しています。

バトルから逃げたいときは、左上の走っているイラストのアイコン、ポケモンを交代したいときは、右下の矢印のアイコンを押してください。

バトルから逃げたいとき

ポケモンを交代したいとき

Pokémon GO公式解説ページより

【注記】
現在のシステムでは、自分のポケモン、相手のポケモンそれぞれのHPが、それぞれのポケモンの上部に表示されます。また、自分のポケモンのバー(HP)の減り方は、画面と異なり、右から減っていきます(画面の相手のポケモンと同じ減り方)。

技の出し方

Pokémon Go』の世界では、ポケモンは2つの技を覚えています。

上に表示されているのがノーマルアタック(カウンター)で、画面をタップすることで出すことができます。

下に表示されているのがスペシャルアタック(オーバーヒート)で、中央下のボタンが光っているときに押すと、出すことができます。

Pokémon GO公式解説ページより

【注記】
現在のポケモン表示画面では、わざのダメージ(効果)が2種類あり、ジム・レイドバトル用とトレーナーバトル用に分かれています。それぞれの効果をみるには、わざの上部に表示されるタブ(「ジム&レイドバトル」又は「トレーナバトル」のいずれか)をクリックします。
また、現在のシステムでは、わざの「開放」(別記)を行うことで、持てるわざはノーマルアタック1+スペシャルアタック2の合計3種類になります。

スペシャルアタックを出すためには、ノーマルアタックを繰り返して、メーターをためる必要があります。メーターは、スペシャルアタックを出すときに押すボタンのすぐ上に表示されています。
技の確認方法については、「持っているポケモンを確認しよう」をご覧ください。

タイミングよく画面をスワイプし、ポケモンを左右に動かすことで、相手のポケモンからの攻撃をよけることができます。

Pokémon GO公式解説ページより

【注記】
現在のシステムでは、メーターがボタンと一体化されており、メーター単体では表示されなくなっています。また、図のような1ゲージのわざについても、オーバーチャージ(別記)できるようになっています。

ポケモンを強化しよう

「ほしのすな」と「ポケモンのアメ」を使うことで、ポケモンを強化し、CPとHPを高くすることができます。
強化したいポケモンの強さによって、必要となる「ほしのすな」や「ポケモンのアメ」の量が変わります。

「ほしのすな」は、以下の方法で手に入ります。

・ポケモンを捕まえる
・タマゴをふかさせる
ジムに配置されているポケモンに「きのみ」をあげる
(バトル以外にできること)

「ポケモンのアメ」は、以下の方法で手に入ります。

・ポケモンを捕まえる
・タマゴをふかさせる
・博士にポケモンを送る
「相棒」に設定したポケモンと一緒に歩く
ジムに配置されているポケモンに「きのみ」をあげる
(バトル以外にできること)

また、ポケモンを進化させるときにも必要です。くわしくは、「ポケモンを進化させよう」をご覧ください。

Pokémon GO公式解説ページより

ポケモンがキズついたり、ひんしになったら

ポケモンがキズついたり、ひんしになったりした場合、道具を使って回復させます。
道具から、「キズぐすり」や「げんきのかけら」などを選び、回復させたいポケモンに使用します。

回復に使える道具について、くわしくは「道具リスト」をご覧ください。

Pokémon GO公式解説ページより

タイプ相性について

ここからは、当サイトのオリジナルの説明ページです。まず、バトルで最も重要なタイプ相性について、原作との共通点や違いを説明していきます。

タイプ相性の考え方については、原作もPokémon Goも同様です。くさはほのおに弱く、ほのおはみずに弱く、みずはくさに弱い、という例の法則です。

ただし、Pokémon Goでは、弱点や耐性によって受けるダメージの倍率が異なります。原作では単純に弱点は2倍(二重弱点は4倍)、耐性は2分の1(二重耐性は4分の1)となりますが、Pokémon Goではゲーム性などを考慮した倍率調整が入っています。また、Pokémon Goには、「無効」がありません。ダメージは大きく減りますが、0になることはありませんので、注意が必要です。

それぞれのダメージ倍率は下の表の通りです。

効果倍率
二重弱点2.56倍(1.6^2倍)
弱点(こうかはばつぐんだ)1.6倍
耐性(こうかはいまひとつだ)0.625倍
二重耐性0.39倍(0.625^2倍)
無効(こうかはないようだ)0.39倍
三重耐性(耐性+無効)0.2441倍(0.625^3倍)
【表】弱点・耐性とダメージ倍率

Pokémon Goでは、表でお分かりのとおり、原作にある無効(0倍)がなく、1つの無効タイプで二重弱点と同様になっています。これによって、原作にはない三重耐性(耐性と無効の組合せ)が存在し、倍率はさらに低くなっています。

三重耐性の例としては、ドラゴン/じめん(ガブリアス、フライゴンなど)に対するでんきや、いわ/はがね(トリデプス、ダイノーズなど)又はじめん/はがね(ドリュウズ、マッギョ(ガラルのすがた)など)に対するどく、むし/ひこう(ストライク、メガヤンマなど)に対するじめんなどがあります。

わざの選択(ガチャ)と開放

続いて、わざの変更やいわゆる開放について説明していきます。

なお、公式の「ノーマルアタック」がノーマルタイプとかぶってわかりづらいため、当サイトでは便宜上「わざ1」と呼び、スペシャルアタックもこれにあわせて「わざ2」と呼びます。

※ サイトや人によっては、ノーマルアタックを「通常わざ」、スペシャルアタックを「ゲージわざ」と呼ぶ場合もあります。適宜読み替えていただけるとありがたいです。

わざマシン

わざは、「わざマシンノーマル」(わざ1用)又は「わざマシンスペシャル」(わざ2用)を使って、選択することが可能です。ただし、原作ポケットモンスターシリーズのわざマシンのように、特定のわざを覚えるマシンを使うのではなく、そのポケモンが覚える、今のわざ以外の残ったわざの中からランダムで選択される仕組み(いわゆる「ガチャ」方式)になっています。

わざマシンは、レイドバトルやGOバトルリーグの報酬でゲットできます。

加えて、2020年5月に新たに登場したのが、「すごいわざマシン」です。これは、ポケモンが覚える全てのわざから1つを指定して覚えさせることができる優れたマシンで、今は覚えられないけれど過去に習得することができたいわゆる「レガシーわざ」も含めて覚えることができます。

すごいわざマシンは、コミュニティ・デイ限定ボックスで販売されるほか、GOバトルリーグの終了時点でリワードとして入手できます。

なお、すごいわざマシンにも、わざ1用の「ノーマル」とわざ2用の「スペシャル」があります。GOバトルリーグの報酬としてゲットできるのは「すごいわざマシンスペシャル」の方となっています。

どのわざマシンも、1度使うとなくなってしまうので、使うポケモンは慎重に選びましょう。

わざ開放

また、上記のとおり、現在のシステムでは、わざ2(スペシャルアタック)を増やすことができるようになっています。これをわざの「開放」(わざ開放)と呼んでいます。

わざ開放は、特にトレーナーバトルで威力を発揮します。トレーナバトルは、対人戦なので、相手が出してくるわざの読み合いも、勝負の駆け引きにおいて重要な要素です。タイプ的に効果の低いわざを出してくると見せかけて威力の高いわざを出したり、威力の高いわざと見せかけて効果の低いわざを出してシールドを使わせたりと、様々な駆け引きに使われています。

トレーナーバトルに出場させるポケモンは、ぜひこの「わざ開放」で1ランク上の戦い方を目指しましょう!

わざ開放の仕方とコスト

図は、わざを「開放」する前のポケモン表示画面です。

伝説のポケモン「レックウザ」は、既にわざ1「ドラゴンテール」とわざ2「げきりん」(いずれもドラゴンタイプわざ)を持っていますが、わざ2の下にある「開放」ボタン(赤枠)を押すと、わざ2をもう1つ覚えることができる仕組みです。

ちなみに、レックウザのような伝説のポケモンは、ほしのすな100,000とあめ100個が必要で、開放には、あめとすなの相当の積み上げが必要となっています。

ちなみに、御三家ポケモンは開放が優遇されており、ほしのすな10,000とあめ25個で「開放」が可能です。

わざ開放の例

図は、わざ2を開放して2種類持っている例です。

伝説のポケモン「カイオーガ」は、わざ1が「たきのぼり」のみの少し特殊な設定となっていますが、わざ2はふぶき(こおり)、なみのり(みず)のほか、ハイドロポンプ(みず)、かみなり(でんき)を覚えることができます。

元のわざ2が「ふぶき」だった場合、わざ2を「開放」するとふぶき以外のわざ(なみのり、ハイドロポンプ、かみなり)から1つがランダムに選ばれ、わざ2に加わります(図は、なみのりが加わっているもの)。解放後にわざ2を変更(ガチャ)するときは、わざマシンを使ったあとどちらのわざ2を変更するか選択して変更することになります。

ちなみに、わざ2で覚えるわざを3種類しか持たないポケモンの場合、開放後にわざガチャをすると、残りの1つになるので、成功率は100%になります。コストはかかりますが、わざマシンを節約して確実に特定のわざを覚えさせる方法としては、一考の価値があるかもしれません。

オーバーチャージ

オーバーチャージとは、わざ1を連打してわざ2のゲージを満タンにした上で、さらに連打し続けることで、わざ2のゲージを超えてエネルギーをためる方法です。特にトレーナーバトルでは、わざを出すタイミングが重要になるため、満タンになったら即攻撃、という方法の他に、このオーバーチャージを使って、一定時間エネルギーを溜め続けた上で、良いタイミングを見て続け様に攻撃を仕掛ける、といった戦法が可能です。ただし、オーバーチャージできるエネルギー量の上限は110です。

わざ開放をしている場合、それぞれのわざで満タンになるエネルギー(必要なわざ1の回数)が違うため、一方ではオーバーチャージになっていても、もう一方ではまたわざを打てる状態ではない、ということもあります。わざ開放ポケモンの場合は、どちらのわざをどのくらいオーバーチャージするか作戦を練りましょう。

バトルパーティ選択とおすすめパーティ

Pokémon Goのバトルでは、トレーナーバトル用(3つのリーグごとに5つずつ)とジム・レイドバトル用(最大5つ)それぞれにパーティを設定しておくことができます。トレーナーバトルは3体、ジム・レイドバトルは6体で1つのパーティになります。

また、これとは別に、バトルの直前(パーティ選択画面)で、「おすすめバトルパーティ」が表示されます。パーティは、一定の基準に基づいてシステムで自動選択され、その場で変更することもできます(レイドバトルの場合は、開始までの時間内に選択し終える必要があります)。

おすすめパーティは、事前に設定しておいたパーティがないと、それだけしか表示されませんので、よく使うパーティがあれば、なるべく事前に準備しておきましょう。

公式ページへのリンク